決勝戦(10時〜12時) 決勝は日も昇りかなり熱い中での戦いとなった。集中力と体力勝負!食いの渋さは朝以上だ。国は一番端のポイントで遠投勝負、5本針仕掛けを駆使して6色半投げての戦いを繰り広げる。ジェリーは近場狙い、しかし2投しても当たりが無い・・・。最初はプレスが周りにいるようでなんだかこそばゆい優越感に浸っていたものの、カメラマンとして応援に駆けつけたバロとレンジのシャッターの放列が徐々にプレッシャーとなっていく。ここで遠投に切り替えるが針数は減らさず7本針仕掛けで6色弱飛ばして5色半から4色半の1色を丁寧さびきで攻める。途中釣れないダレ場が続くが水を飲む暇も惜しんでひたすら遠投!ついにラスト30分に時合が訪れる!30分で4投、3連、4連、1匹とラストに8匹追加でなんとか21匹と20匹オーバーの大台に乗せた。12時合図で試合終了。検量の結果国は12匹230グラムで9位、ジェリーは21匹と匹数ではトップだが型が小さく361グラムで4位。
いざ夏の蝉獲りへ!2回戦がスタートする。スタート順のくじびきで1位なので1番に引くも引いたのは20番のドンケツくじ。九州シマノさん、このくじ意味あるの?1回戦の順位意味ないジャン(怒)やはり1回戦で奥のBブロックが型が良かったので皆奥にいくだろうなあ・・国は1番くじを引くと宣言し、そのとおりの1番くじを引いて堂々と移動を開始した。俺は最後に移動、歩いていくと浜がもりあがり浅くなった部分だけが空いている。 「まあ皆なここは選ばないわなあ・・まっしょうが無いか」 2回戦も1回戦と同じ7本針で挑む。餌はジャリメのみだが食いが悪くなるこの時間は型が大きな意味を持つ、チロリが無いのが1回戦以上に痛い。とりあえずは1回戦で釣れた3色あたりを探る。1投、2投・・・あたりが無い。 「散ったな・・」 ここで遠投に切り替え7本針しかけのままで5色半付近をさびく。型は小さいものの散発ながら小キスが上がる。気温はますます上がり30度以上あるだろう。立ち眩みがするほどの暑さの中釣れないキスを探る。今回は湘南使用のステンレス製竿立てにシマノの餌箱を取り付けて、餌付けの時にしゃがまなくて良いようにしてある。これが非常に助かった。座ったり立ったりを繰り返すと疲れが増すのである。暑いなかでは姿勢を変えないほうが体力の消耗が少ない。別にシマノ製でなくても木箱に紐を付けて竿立てから下げても同じなので夏はこのスタイルがいいですよ。開始後1時間でほとんど当たりが無くなる。ここから30分、6色から2色まで何処を探っても釣れない時間が続く。こんな時チロリがあれば・・・餌を少し大きく付けたり待ち釣りにしたり工夫するもののお手上げ状態、こんな時遠くで釣れてる人を見ると焦るものだ。しかもこれまで釣ったキスは皆とみに小さく、12匹ほど上げてるもののきっと他の人の10匹に及ばない。 「3位に入るためには最低400グラムか・・25匹程度は行かないと道はないな」 あと最低1ダース、しかし当たりが無いままに残り30分を切る。 「駄目か・・」 一瞬弱気になった所でもう一度自分に言い聞かせる 「勝負強い釣りを目指せ!」 気合を入れ直し遠投6色、やはり5色半でかすかなあたりを連続で感じる。 「追い食いさせろ!」 静かにメリハリをつけながらサビキ続ける。4色半、午前中釣れたポイントだが手返しを考え見切る。早巻きでリーリング、波打ち際に小さなパールピンクが連なっているのが見える。寄せ波が荒い、ばらさないよう海に入って丁寧に釣り上げる。 「やった4連!」 クーラーボックスに向かって走る。1秒がもったいない。水が飲みたいがそんなことをやる暇はない。急いで餌を付け替え投げる。6色弱飛ばして5色ちょいまでの極めて短い範囲を探る。残り10分無いので4分で1投げしなければならない。手返し優先、1色分以内の短い範囲を探るバクチ的釣りだ。超早巻きであげる、やった3連!周りは相変わらず釣れてないので突然連であげ出したのを見て唖然ととしている。残り5分、今19匹。よしあと1投げで20の大台に乗せろ!同じ場所を攻め5色半で止める、残り30秒このまま終了の笛を待つ。12時、試合終了最後に2匹追加で計21匹!何とか勝負になるか?残り30分を切っての3投で9匹の集中力のおかげで期待だけは持てそうだ。しかし小さいので行って3位かな?緊張の面持ちで検量所へ、計361グラム!残念4位、後一歩足りなかった。 「くそー、やはりあと少しの勝負強さが足りなかったか・・・」 1位は17匹で455グラム、2位は391グラム。やはり奥のポイントのか川沿いの両端のポイントに分があったようだ。 「まあ、仕方ない頑張った結果がこうだ。しかし最後の粘りは次につながる釣りができたかな」 と道具をかたずけていると、 「ヤリ!」 クラリスが俺の肩をたたく! 「何?がヤリ?」 「いったぜ!」 「えっ?」 ボードを見に行くと黒丸だった俺の4位に赤で丸が付いている。人数の勘違いがあったらしく九州大会は4位までセミファイナルだったのだ! 「やった、明日に繋がった!」 目標だったセミファイナル権獲得だ。2回戦前には3人と聞いていたので本当にびっくりしたが、何日か前にクラリスが磯の俺がエントリーしたから一人分くらい出場枠が増えるかもよといってたっけ!本当になっちまったよクラリスありがとう!その興味本位で参加したクラリスがこのあと投げにはまる事になる。人生とはわからないもんだ。国は12匹230グラムで9位、FMAは2人ともシングルフィニッシュしたことになる。初めてのFMA投げ例会ともなったシマノジャパンカップ九州大会。これで国と一緒に蝉が取れれば最高だったが、まあクラブとしては評価できる成績だろう。「勝つ釣りを目指す」という目標も完全ではないが一応果たせたし、あとは来年の大会にこの気持ちを繋げるだけだ。 表彰式、エンジョイコースの1位はかつて1度釣りを御一緒させていただいた福岡サーフ会長の松尾氏。なんと40匹オーバーの758グラム!チャンピオンコースでも余裕の2回戦を果たせた数字だ。後輩に道を譲るためにあえてエンジョイに出たのだろう。素晴らしいとしか言いようが無い。そのサビキテクニックは極めて丁寧で本当に釣り師の師といった方だ。60を越えてのこの実績と技術、流石である。チャンピオンコースの表彰式では3位の九州の雄、投好会の小谷氏の隣で写真に収まった。小谷氏も全国選手権準優勝、1昨年は4位の経験を持つスペシャリストである。レベルの高い戦いの中で勝ち抜けたことに満足感が漂う。来年も全国選手権ファイナルを目指して戦おう! シマノジャパンカップ投げ九州大会、この約2年後に亡くなったBEN名誉会長を含めた初代FMAサーフ部門全員で戦った最初で最後の記念すべき大会となった・・・。
竿:シマノスピンパワーSC,CX405(ローライダー7ガイド) リール:シマノパワーエアロEV 道糸:シマノキススペシャル0・8号
モトス:DUEL1・5号 ハリス:アクアキング1・0号 針:がまかつキススペシャル下針8号それ以外7号の7本針仕掛け
おもり:カイソー天秤固定式25号、ムクオモリ27号 エサ:ジャリメ(砂ゴカイ)